ヤマグワ別名クワです。
「山の畑の桑の実を 小籠に摘んだは まぼろしか」この唄を聞くと何故かシュンとします。
地図表記のマークに桑畑が未だにありますが、日本の主たる輸出産業として津々浦々で栽培されていた証左でしょう。杉並区でも遅ればせながら明治中期から大正初めまで、この井荻村を中心に養蚕が盛でした。もともとこの辺は水が不自由で、水稲より麦や陸稲の収量の方が多かった土地柄ですから、クワには適地だったのでしょう。
それ以降は野菜中心の農業に移りましたからクワが消えて100年経ったことになります、この木は貴重なのかな?
終わりの葉は御馴染みクヌギの葉です。幹で判断すればすぐ分かりますが葉も特徴ありますよね。
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