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男女の違い

男女の違い

これは天沼にある公園の早朝風景である。ラジオ体操ではないらしい。タオル体操に続き輪になって踊りを始めた。世話役に男性は居たが参加者には1名の他男性は見当たらずことごとく女性。私も地域で講演会の企画運営をやった事があるが、何時も参加者の7~9割は女性である。男性は家に引きこもりだが、女性は活動的、勿論個人差が大きく当て嵌まらない人も多いが、かねがね疑問に思っていることの一つである。

 

原因は何処にあるのか・・・。男の本性はもしかして、自分以外の男が嫌いなのではないか、嫌いまでいかなくても気の合う男の幅が狭く、見ず知らずの男と出来れば顔を合わせたくないと思っている、かも知れない。(女性にもいるが)会社や軍隊では組織人間として自分を曲げて男だけの社会に適応してきたが、それを離れた地域社会や退職後の生活はその義務から解放されたほっとしているのか?いや、女性は育児や家事で地域社会とつながりを持たざるを得ないが、男は落下傘降下だから付近付近と馴染まないのだ、いや先天的に女性のほうが適応力が高いのだ、いや他人を信用出来るか否かの差だ、などなど諸説考えられる。

 

が所詮猿から進化した人間は集団の中で生きる中にしか幸せは見いだせず、孤独な離れ猿のままでは生き抜けない とすれば「恐れず自分から動いて」「つながり」を作るしかない。そうすれば世の中にはいろいろな人が居るから道はきっと開けるかもしれない。昔から俗世間とのしがらみを捨てた世捨て人と呼ばれる文人がいる。例えば西行だとか鴨長明など、だから孤独は友達で怖くないという人は今もいる。でも彼らは文学を通して世間と交流していた、完全な離れ猿では無い。少なくとも如何なる人も他人の作った米を食べている点において一人では生き抜けない。

 

ずいぶん偉そうな事を書いてしまい、そんなの余計なお世話だと一笑する人もおられる事を承知の上で、皆さんが「地域交流」について考えるきっかけにでもなればと思っています。